迫害されるブログ「苦しみ続ける動物達のために byさっち~」

2010年。毛皮問題を知ったのを機に、動物の闇・真実を暴くブログを開始。しかし迫害行為に遭い続け貴重な情報を綴ってきたアメブロ・FC2のブログを強制的に閉鎖されてしまいました。その後FC2は奇跡的に復活できたものの、またいつ消されるか解らない貴重な記録の数々。理不尽な暴力行為に苦しむ動物達の声を消さないために、2020年1月保存用にこちらのブログを新たに立ち上げました。

2019年5月9日 中国アニマルライツツアー2日目レポ「天津海昌极地海洋世界で観た絶望の世界」 #イルカビジネスに終止符を #水族館反対

2019年5月8日 中国アニマルライツツアー初日レポはこちら↓

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-269.html

2019年5月9日(木) 中国アニマルライツツアー2日目レポ

早(ザオ)!おっはー!

中国で迎えるはじめての朝。

大気汚染が酷いと言われる中国。

冬はヤバいらしくてマスク必須だそうだが、私たちが行ったこの時期はマスクは必要ないと職場の中国の子に聞いててその通りではあった。

しかし、良く見ると、白いフワフワしたホコリのようなもの(写真とったけど写らず)が大気中を浮遊していて驚いた(@_@)

いったい何が浮いてたのか、解らぬままだが、白いフワフワが激しく飛びまくってる場所ではマスクを装着系。

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ホテルから出てすぐの所にある、中国で店舗数300以上という人気店になってるらしい「吉野家」の存在に朝一からテンション下がる件。

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早朝にホテルを出て今日向かう先は、太地町で捕まったイルカ達が監禁されている、天津にある水族館。

「日本からイルカを買わないで!」と訴えているハガキアクションの宛先のひとつ。

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地下鉄に乗って、まずは中国の新幹線的なものに乗車するため発着駅の「北京南站(北京南駅)」へ。

中国の地下鉄は、とっても近代的&綺麗。

一番不安だったのがトイレだったが、駅には必ずトイレあるし、どこのトイレも基本綺麗で助かった。

因みに中国では、使ったティッシュ等を水に流すのはNG。便器の横にあるゴミ箱に入れる系。

あと、トイレットペーパーが備えつけてあるトイレは少ないので出歩く際は必ずポケットティッシュ持参で。

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車内は日本と同じように携帯を触ってる若者多しで緩い空気流れてる系。

でも、車内には監視カメラがついて、中国政府に常に監視されてる感じが日本と違う所でしょうか?^^;

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「北京南站駅」へ到着。あちこちの列車が発着してる大きな駅だけあって広い~。

そして、昨夜行ったお粥屋さんを発見!どうやら人気のチェーン店だったらしい♪

美味しかったから帰るまでにまた行きたいねと♪

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そして発見したくない吉野家もこれまた発見。店の規模がやたらデカくてこれまたムカつく的な~^^;

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乗車券を購入する窓口。何書いてあるか全くわからん(@_@)

京子さんとはぐれてしまったら私たちは生きていけないので、京子さんとはぐれないようにそりゃもう必死、笑

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天津行きの乗車券を購入するのに、受付で悪戦苦闘する京子さん。

受付の人の適当な対応もあり、チケットGETするのは簡単ではなかったよう。

中国語ができないばっかりに、全てお任せしてしまって申し訳ない気持ち。

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以下のサイトにも、現地で直接購入するのはビギナーにはハードルが高いから旅行会社に手配するのが無難と書いてある。

それをやってのけた京子さん、さすがっす!!

「北京のタクシー・地下鉄・バス!知っておきたい交通事情」

https://allabout.co.jp/gm/gc/22785/

列車が出発する場所へ移動。

なんだこりゃ~~~、凄いひと~~~!!

飛行機みたいに、出発ゲートが分かれていてそこに並ぶ感じになっている。

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私たちが乗るのは9:23発の天津行き。23番ゲート。

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わたしたち外人は、パスポートチェックあり。

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お~、これが中国の新幹線か!

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まず無事列車に乗れるか、そこから不安だったので、第一関門突破で出発進行~♪

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今回に限らず地下鉄に乗っていてもだったが、車内で後ろの中国のおっちゃんと会話を楽しむ京子さん、笑

中国語の勉強&情報収集もあり積極的に歩み寄るその姿が超たくましかった~笑

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はじめて見る中国の広大な景色。同じような建物が並ぶ光景は薄気味悪く思える。

中国へ到着してから凄く不思議に感じていたことがあるのだが、野鳥などの動物の姿をひとつも見かけないこと。

車内から時折、田園風景も見られたが動物の気配一切なし。

日本だったら鳩とか、スズメとか、カラスとか、サギとか、あらゆるシーンで鳥たちを見かけるのに、この違いは何?

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北京南駅を出発して30~40分で天津へ到着!!思いの外早かった!

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ここから、更に水族館までどうやって行くか。

京子さんが色々調べてくれた結果、タクシーが一番良いだろうということでタクシー乗り場へ。

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ちゃんとしたタクシー乗り場から乗れば、おかしなトラブルに巻き込まれることはまずない(はずw)。

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中国で乗る初めてのタクシー☆乗り心地は日本と変わらない。

運ちゃん、感じよい人で、京子さんとまた話盛り上がってた、笑

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タクシー乗車時間は40~50分くらいだったかな?

ホテルを出てから、なんやかんやで3時間くらいはかかった。

そして中国に連れて行かれるイルカ達は、私たちみたいに楽ちんではない。

太地町で家族を殺され生け捕りにされ中国へ運ばれるイルカ達は、

自分がどこに連れていかれるのか、どういう状況にあるのか、何ひとつも知ることができない。

その恐怖は計りしれない。。。

そして日本出発から中国の水族館に移されるまで、いったいどれだけの精神的、肉体的苦痛を背負わされているというのか。

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ついに「天津海昌极地海洋世界」に到着。

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太地町で捕まるまでは、大海原で家族と自由に過ごしていたのに、、

こんな所まで連れてこられたイルカたちが本当に可哀相で、、、

到着した瞬間、強烈な胸の痛みに襲われた。

イルカの形をしているという、この水族館。

かなりの規模があり、中国ならではのセンス、派手さに色んな意味で震える。

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水族館にお金を落とすなんて、勿論許せないことだが、、

動物達の状況を確認して得られるメリットもある、それを確認することで進める道もあるから、活動として潜入調査的に利用するのは時に必要。

そして、驚いたのが、入場料がめちゃくちゃ高いこと!!

245元。向こうでは計算しやすいようにザッと、1元20円くらいで考えてたから、5000円もするのかよ!!!って。

16円でちゃんと計算しなおしても、4000円くらい。

これだけの入場料をとってもやっていけるということ。

そりゃ中国で水族館ビジネスがどんどん広がるわけだ。。。

その盛り上がりぶりを現地で目の当たりにし、到着早々、イルカ解放の道がとてつもなく遠く見えてしまった…。

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そっかぁ。これで連行されるんだな。

って、いやいやされないから!乗らないから!!わたし何もしませんから!!!笑

勿論気持ち的には、ここで観客にチラシ配りまくって、イルカショーのプールに飛び込んで、イルカを助けて!って叫びまくりたいですけどね、笑

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刑務所に入場する気分。

檻に監禁された動物達を観て楽しむなんて、刑務所の中の囚人を観て楽しむのと同じではないのか?

しかも、動物達は無実である。その悲惨さはより大きくなる。

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平日ということもあって、入場する人は少なく見えた。

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クジラ達のモニュメントが出迎える。一般的な来場者はこういう光景にテンションが上がるのでしょう。

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館内地図を観て、早速、太地町から連れてこられたイルカ達のいる場所を探すが、いまいち良く解らない。

イルカのイラストが描いてある、どこかの場所にいるのかな?

とりあえず時間はあるし、道順に沿って進んでいけば辿り着くだろうと、中に入ることに。

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入口にイルカショーのVIP席チケットの販売コーナーが設置されていた。

中国がイルカでいかに金儲けしているのかということ。

150元。。。ザット、3000円。(実際は2400円ほどだが)

こんなもん買う人がいるのか?

ま、買う人がいるから、売ってるんだろうけど。。。

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最初はペンギンコーナー。

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不自然極まりない絵が描かれた、とても居心地が悪そうな空間に目眩がした。

そして中に入ると、外の静けさとは違い、思いの外お客さんの姿が。。

そしてやたらテンションの高い中国の人々の姿を目撃。

動物達を観ることは、中国人にとって特別に楽しくて嬉しい出来事になってしまっているようだった。

テンション的には日本人の方が断然冷めてるが、根本的には日本人と同じで、

この子たちを観て可哀相なんて感じる人は、まずいないのでしょう。。。

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動物の展示エリアを過ぎると、その動物ごとの記念撮影コーナー、そして物販コーナーが設置してあり、

流れで客にうまくお金を使わせるように良く考えてあるなと、その貪欲さには感心した。(褒めてない方の意味で)

中国は、お金に対する執着が半端ないと聞いていたが、

至るところで金儲けのアイデアが光ってて、なるほどなと(-д-`;)

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ペンギンの次は、ホッキョクグマ(シロクマ)。

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私は観た瞬間、シロクマの行動がおかしいことに気づいた。

勿論京子さんも、まみちゃんも。

そして、私たちはそのシロクマの辛そうな姿に耐えられなくなり、泣いた。。。

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ひとりぼっちの檻の中。同じ所をひたすら往復するだけの常同行動。

全身全霊で、どこにもぶつけることのできないどうしようもない苦しみを訴えていたシロクマ。

私たちは暫くの間、シロクマの前から離れることができなかった。

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さすがに、誰が観てもシロクマの精神状態がおかしいことは解る。それくらいのレベル。

可哀相とは思えなくても、楽しいとは思えないのか、

ペンギンの時のように、はしゃいで楽しんでる客は少なく、シロクマのショーケース前は他と比べて静かだった。

このシロクマの件は、アクションも兼ねて別でより詳細な記事あげてますので、こちらを是非ご覧いただきたい↓

2019年5月「世界一かわいそうなシロクマ」ピッツァのその後を知っていますか?中国「天津海昌极地海洋世界」で目の当たりにしたシロクマの絶望。ピッツァは今もずっと苦しみ続けている。 意見を送ってください! #拡散希望

http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-267.html

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この水族館では2012年に3頭のシロクマが誕生している。

双子のシロクマと、あともう1頭はあの牢獄で苦しんでいた私たちが見たpizzaだと思う。

まるで素晴らしいことかのように、シロクマが育っていく様子が映像で流れていたのだが、

苦しむために産まれてきたかのようなシロクマの姿を目の当たりにしたばかりだったから、

何も知らずに無邪気に育っていく小さな頃のシロクマの姿があまりに可哀想で、、、、

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2012年3月5日「中国・天津市の天津海昌極地海洋世界でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!」

https://urspolar.exblog.jp/15538983/

2012年12月12日「中国・天津市の天津海昌極地海洋世界でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ そしてカナダでの映画撮影 」

https://urspolar.exblog.jp/18497905/

一番の目的はイルカを観る事だったのに、到着早々もう頭の中は、

シロクマを助けたい、シロクマの事でいっぱいいっぱいに。。。

まさか、こんな展開になるとは。

いや、動物園や水族館とはそういう場所だと解っていたはず。

この残酷さを伝えるために、前に進むしかない。

アザラシ・セイウチコーナー。

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足を進めると、シロクマエリアとは、一気に雰囲気が変わり賑やかな光景が。。

遠足か何か?沢山の子供たちが、勘違いの教育をさせられ訪れていた。

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動物をこうやって観ることが、よほど楽しいことだと洗脳されているのか?

ギャーギャーギャーギャー、あちこちで騒ぎまくる子供たちのテンションが異様。

動物は人間の都合で好き勝手に利用していい存在なんだと植えつけられた子供がこれからもどんどん育っていく世の中が本当に恐ろしい。

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水槽を見る観客たちに歩み寄り、観客と遊ぶ?アザラシ達の姿が目立った。

出口のない牢獄の中で、唯一の楽しみを見つけて夢中で遊んでいるかのように見えて切ない。

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そして、やっと現れたイルカコーナー。

ロシアから連れてこられた可哀相なベルーガの水槽。

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初めてみたベルーガ、、、美しかった。

その美しさ、珍しさ見たさに観客は足を運ぶのでしょう。

そして、その大きな体にはあまりに小さすぎる水槽。

水槽を大きくすれば観客との距離が遠くなる。

あらゆる光景が利益のために存在する。

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その後、この水槽の前でシロイルカのショーがあったのだが、その光景にずっと寒気がしっぱなしだった。。。

中国人のイルカ(動物)ショーに対する憧れが相当強いのか、

すんごい人!!すんごい熱気!!!テンション高過ぎ!!!

これが中国のイルカビジネスを支えてる核になっているんだなと。。。

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しかしシロイルカの未来は、まだ明るい。

ベルーガが海から連れ去られ新たに牢獄に監禁される未来は消えつつある状況が訪れている。

(水族館での繁殖は別だが)

帰国後、ロシア「イルカ監獄」の事件により、鯨類捕獲はより今後厳しくなることが判明。

中国の水族館は目玉商品のひとつを今後失うことになるだろう。

そしてそれは、中国が日本に今後より一層イルカの仕入れを頼らざるをえない状況に追いやられたことを意味する。

中国の人々の意識が変わらなければ、太地町、日本のイルカ追い込み猟で囚われるイルカ達の未来はより暗いものになるということ。。。

(参照)ロシア極東の「イルカ監獄」 97頭の解放始まる

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次に出てきたのは亀の餌やりコーナー、、、。

よほどお腹が空ているのか、亀は客が与える餌に必死。

水族館とは本当に残酷な施設である。

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海底トンネルを抜けて、1階エリアのチェックは終了。

結局1階では、目的だった太地町の犠牲者に会うことはできなかった。

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2階の展示スペースにいるのであろう。ということで2階へ。

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上がってすぐにあるのは、お土産コーナー。

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次に目にしたのはサメの展示コーナー。勿論サメだって海に帰りたい。ここは彼らの居場所ではない。

出口のない退屈な檻の中に監禁されてる全ての動物達の解放を求めてる。

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イルカの看板を見つけてついに、イルカ展示エリアに来たようだ。

中国で保護対象になっている「スナメリ」

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絶滅危惧種の小型イルカ「ほほ笑む天使スナメリ」、中国で保護の取り組み

https://www.afpbb.com/articles/-/3204454

元漁師だった人々まで、保護活動に協力しているとのこと。

元漁民、今ではスナメリの「ボディーガード」に

http://jp.xinhuanet.com/2018-08/07/c_137373700.htm

日本から沢山のイルカ達を購入して日本の捕鯨に協力し沢山のイルカを犠牲にしている中国ではあるけど、

徹底的にイルカ達を犠牲にしてやろうと意気込む日本より、中国の方がよほどまともな意識を持っていると思う。

中国が娯楽目的で水族館にイルカ達を囲う残酷さを理解しはじめたら、急速にその意識も広がりそうな気がするのだが。

日本よりも中国の可能性に期待したい。

しかし、疑問なのは、ここにいるスナメリはどうやって連れてこられたのかということ。

保護対象のスナメリを娯楽目的で捕獲するとかダメでしょ。

しかも中国は鯨類の捕獲は禁止ではなかったっけ?

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器用にチューブで遊んでいたスナメリ。

遊んでいたというより、他にやることが何もないからその苦しみを紛らわすための行動。

微笑みの天使と言われているが、死ぬまで監禁されるこの息苦しい檻の中で、この子たちが微笑んでいるはずがない。

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イルカコーナーに突入して、この流れで今度こそ太地町の犠牲者の姿を確認できるのかと思ったのだが、水槽がない。

一体彼らはどこにいるんだろう??

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子供たちが群がり夢中になって遊んでいたこの水槽。

水槽の中から顔を出せるようになっていて、中々面白いアイデアやと思う。

動物を展示しなくても、バーチャル映像やこのようなアイデアを駆使した水族館で十分。

今の時代、むしろそっちの方が人気が出るかもしれない。

中国でそんな水族館作ってくれる金持ちいないかね。

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次の展示コーナーは船。

ではなく、1階の水槽に監禁されてたシロイルカの泳ぐ様子が上から見えるエリア。

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洗脳されてゆく恐ろしい数の子供たちに、「君たち間違ってるよ!」ってチラシでも渡しながら叫びたかったけど、

そんなことしたら中国警察に連行されるので妄想に留めた件、、(´-ω-`)

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同じ所をひたすらグルグルグルグル…。これが死ぬまで続く…。

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20~30秒で一周の世界がどれだけの苦痛だと思う?

逆の立場だったら絶対耐えられないと簡単に想像できることを、人間は動物達には平気で強いる。

一番安い記念撮影で200元。3000~4000円。

ぼったくり営業が本当に酷すぎる。

中国が水族館建設ラッシュに沸く理由が中国に来て本当に良く理解できた。

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そしてまだ太地町の犠牲者に会えない件。

次は何故か鯉の展示コーナー。。。

この狭い水槽の中に一体どんだけ詰め込むのか。。。

水族館チェックは本当に精神を消耗する。

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電気うなぎ。

ECOアピールが腹立つ~。

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そしてやっと現れた太地町の犠牲者の情報が記された展示コーナー!!

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日本から飛行機に乗せられて中国の水族館に連れてこられるまでの残酷なストーリーがわざわざ紹介されていた。

日本の捕鯨に反対している中国人は多いらしいが、水族館を通じて捕鯨に貢献してる事について理解できないのが残念でならない。

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太地町のイルカが中国の水族館に輸出されているニュースが2014年に中国で報道されているが、

"中国はイルカを「買い付けた」のではなく、日本の漁師による虐殺から救ったのだ。"

と書かれており、どれだけ身勝手な解釈なのかと…呆(-д-`;)

買い付けたイルカの家族は虐殺されているし、太地町のイルカ追いこみ猟のことを全く理解していないと言える。

「日本で捕獲されるイルカ、半数は生きたまま中国に輸出―中国メディア」

https://news.livedoor.com/article/detail/9275573/

そしてようやく太地町の犠牲者とご対面かと思ったのに、また肝心のイルカ達がいない!!!

一体どういうこと???

暫くしてまるでアイドルのコンサート会場前のような光景が現れ、その理由がようやく理解できた。

なんと!ハンドウイルカ達には、イルカショーでしか会えないようになっていたという!!

とことんイルカに値打ちをつけてイルカへの憧れを強くさせ、イルカビジネスにどんどん金を注がせようという水族館の魂胆が丸見え。

さすが中国だと思わされた件。。

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開演時間をチェックし、列に並んでイルカショーの行われるスタジアムへ。

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結構な規模のスタジアム。

そして平日でもこれだけの人が集まるとは。

水族館が必死でチケットを販売していたVIP席がガラガラだったことが唯一の救いであろうか?^^;

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ショーが始まる前にピエロが出てきて場内を盛り上げる胡散臭いアクション。

ピエロに扮しているのは、意外にも中国人ではなく欧米系の外国人。

欧米=イルカビジネスに反対 の印象があまりに強すぎるから、お前ら何やってんだ!?怒

っと、しょっぱなから超気分悪い&ツッコミたくなった件。

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しかし私たち以外の観客は、その胡散臭さにまんまと乗っかってテンションMAX。

会場内は手拍子で大盛り上がり。

その光景を見て、こっちのテンションはMAXに下がりはしたが、

中国の人々は良く言えばそれだけ真っ直ぐで意志が強く純粋なのだとも思った。

だからこそ、イルカビジネスの残酷さに気づいてくれれば解決への道も早いのではと思う・・・。

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ショーが始まった。

まずは、セイウチとアザラシのショーからスタート。

明らかに動物をバカにしているとしか思えない構成内容が見るに堪えない。。

そして、ついにイルカ達が登場。

待ってましたと言わんばかりに場内の空気も変わる。

ここまで値打ちをつけておいて、一体どれだけのショーをするのかと思っていたが、

ショー自体は決してレベルが高いとは言えないものだった。

それでも観客は満足そうだし中国はそれで通用するらしい。

こんなしょうもないことをさせられるために、家族を殺され中国まで連れてこられたイルカ達があまりにも可哀相で…。

ショーに出ていたのは、ハンドウイルカとゴンドウイルカの計4頭。

全て太地町から無理矢理連れてこられた子たち。

ショー以外の時間をどんな風に過ごしているのかも全く知ることができないとは…。

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今回京子さんがとても良いカメラを持参してイルカ達を撮影してくれたのだが、

その映像からイルカ達の苦痛をただただ感じるだけである。

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ハガキアクション立ち上げる際に情報収集した時のデータだから今は数字は変わっていると思うが、

当時のデータでは、

ハンドウイルカ13名、ベルーガ8名 その他イルカ3名、計24名のイルカ達が監禁されていた。(スナメリデータは含まず)

今日私たちが見たのは、ベルーガ3名、ハンドウイルカ3名、ゴンドウイルカ1名の計7名。

他の17名のイルカ達はどこへ?

消耗品として悲惨な死を遂げたイルカ達は勿論いるだろう。

その他、バックヤードで繁殖用に利用されてるイルカ達もいると思われる。

私たちが帰国してすぐ、こんなニュースが飛び込んできて驚いた。

私たちがちょうど訪問していた時に、天津海昌极地海洋世界で子イルカが誕生していたのだ。

「天津海昌极地海洋世界」では繁殖にも力を入れているよう。

水族館で産まれたイルカは早々に死んでしまう事が多々だし、

繁殖が成功してもイルカビジネスを成功させられるまでに安定させられるとは到底思えないが、

それでも、太地町からイルカを購入しなくなったとして、中国が繁殖により力を注ぐのではないかと想像すると本当に恐ろしい。

中国は論理的な判断で、イルカビジネスから撤退する未来を求む。。。

中国で人工飼育のイルカが自然分娩 華北地区で初

https://www.afpbb.com/articles/-/3225075?pid=3225075002

2019年5月15日 20:03 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]

【5月15日 Xinhua News】中国天津市(Tianjin)の海昌極地海洋公園(Haichang Polar Ocean Park)は、人工飼育のイルカによる自然分娩(ぶんべん)が成功したことを明らかにした。華北地区では初の事例となる。生まれた赤ちゃんイルカは、1週間ほどの経過観察で良好な発育が確認されている。同園では自泳する時間が長くなったことから、今回の繁殖成功を正式に発表した。

 同園は京津冀(北京市天津市・河北省)地区で親子連れに人気の観光スポットの一つ。極地海洋動物がたくさんおり、見ごたえのある動物ショーや多彩な教育プログラムを行うだけでなく、動物の繁殖と研究にも力を入れている。開園から9年間でホッキョクグマ5頭、ペンギン3羽、サメ数十匹が誕生している。今回の赤ちゃんイルカの誕生は今後のイルカ繁殖に強力な技術上、データ上の蓄積をもたらした。

 同園の喬彦洲(Qiao Yanzhou)副総経理は赤ちゃんイルカの名前について「2019年生まれなので、ひとまず『九貝(ジュウベイ、Jiu Bei)』と名付けた」と説明。イルカは群れを成す「群居動物」なので現時点では父親はわからないが、今後DNA鑑定で確定させる考えを示した。赤ちゃんイルカの正式な名前は公募で決めるという。(c)Xinhua News/AFPBB News

~転載終了~

最後の最後まで客から金をふんだくってやろうとする水族館の在り方は日本と変わらないが、

あれだけショーにテンション上がっていながら、最後の記念撮影に群がる中国人は、たったの2組ほどと少なかったのは意外だった。

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イルカ追いこみ猟で捕えたイルカを散々消耗品として殺しまくっている太地町立くじらの博物館の写真撮影イベントのことが思い出される。

記念撮影の為に乾燥に弱いイルカの皮膚を直射日光に長い間さらす日本人の方が、

イルカの苦痛を平気で無視する残酷人種に見えてしまう。

せっかく、ハガキを届けてる水族館まで来たのだから、

ハガキアクションに参加してくださってる皆さまへのマナーのひとつとしても、

ハガキが届いているかの確認、その感想がスタッフから聞ければいいなと思っていたのだが、

京子さんに相談した所、万一怪しい日本人が来ていると警察に通報でもされたら大変ということで、

念には念をで、関係者への接近は避けることに。。。

とても残念だったけど、中国とはそういう所。

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今日私たちが観た、どの動物達も、笑ってはいなかった。

全ての動物達が不幸だった。

ここは刑務所よりはるかに悲惨な場所である。

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動物達が笑っているかのように印象操作して金儲けに徹する動物を犠牲にする娯楽施設が、本当に憎くて仕方ない。

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動物達は笑っていない。こんな監禁施設で笑えるはずがない。

もしこの場所が笑える場所になるというなら、刑務所は何故罪人を拘束して罰を与える場所になっているのか?

動物達は安全な場所でご飯を与えられてるから幸せという人々がたまにいるが、

それを言うなら刑務所も幸せな場所になってしまう。

自分たちが休日を楽しみたい、動物達を利用して利益を得たいがために、

都合の良いことを言って動物達を苦しめるのはもう止めてほしい。

水族館に冷たい態度を。

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慣れない地で沢山の動物達の苦しむ姿を目の当たりにし精神的にとても疲れた1日。

帰りは水族館前よりタクシーを拾い、浜海駅から帰路に就いた。

私達はこうやって行きたい所へ行けるが、彼らにはない。

帰りの列車の中で今日見た動物達のことを思い出してまた涙が流れた。

直接的に動物達を救えはしないが、

シロクマをはじめとした悲惨な動物達の姿をこの目で確認した事は、今後の活動に役に立つ、収穫になったと思う。

知らないと伝えられない事がある。中国まで来てみて良かったと思う。

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